2008-10-11

s/w My Foolish Heart




Bill Evans TrioのMy Foolish Heartを聞きながら、
結婚式の引き出物で選んだbodumのグラスに
カティサークの水割りをいれて、
まとめ買いした小説を読みはじめる。

それは、ひどく孤独で侘しい姿なのかもしれない。
テレビもないし、ゲームもない。
ともに食事をする人もいなければ、
語り合う内容もない。
全てが個人レベルにフォーマットを変え、
新しいシステムを創りだしている。

でも、僕はこの感覚が嫌いじゃない。
僕には知るべき何かがあるし、
見るべき何かがある。
するべき何かも山ほどあれば、
時間もある。

Nat "King" ColeがPretendを僕のMacBookで歌いだす頃、
僕はタバコに火をつけ考える。
僕の中の金閣寺はすでに燃えてしまったということを。
吐き出した煙はメタファーの様に、
僕の中の何かをたゆらせた。

そして、ピーターサヴィルのいびつな曲線を描いた
グラフィックが頭の中でうごめいていた。